コンサルタントの種類とその仕事内容について
みなさんこんにちわ。Mr.freedomです。
今回は私の職業でもあるコンサルタントについて。
コンサルタントは最近就活生にも人気の職業の一つとなっているので、この機会に、簡単に説明したいと思います。
最近、コンサルタントという単語をよく聞くようになりましたね。
”経営コンサルタント”、”不動産コンサルタント”、”婚活コンサルタント”等々。あげたらきりがありません。
そもそも”コンサルタント”って何?という方も多いのではないでしょうか?私も昔はそうでした。たぶん私の親は今もコンサルタントがどういう職業なのかわかっていないと思います。
この記事では、もっぱらコンサルティング会社(コンサルタントが所属している会社)として世間に認知されている会社に所属するコンサルタントに軸を置いて話したいと思います。
まずコンサルティングという言葉は、英語のconsultingから来ており、”相談する”という意味です。なので、コンサルタントの仕事のイメージとしては、”相談に乗る”人となります。では、実際に業務の中身に入っていきましょう。
コンサルタントには大きく3種類あります。
1. 戦略コンサルタント
2. ITコンサルタント
3. 総合コンサルタント
まず、1. 戦略コンサルタントについて
戦略コンサルタントは企業の海外進出等の経営戦略の立案や、企業の立て直し、M&A等、いわゆる一企業の将来を占うような業務をしていきます。身近な例でいうと、直近のヤフーによるZOZOの買収といった、かなりインパクトの大きい業務をします。故に戦略コンサルタントは一般的に同じ”コンサルタント”の中で最も優秀な人がなる傾向が強いです。代表的な戦略コンサルティング会社として、マッキンゼー、ボストンコンサルティンググループ(BCG)、ベイン&カンパニー、ATカーニー等があります。
続いて、2. ITコンサルタントについて
ITコンサルタントは、顧客企業が導入を決めたITツールの導入サポートをします。例えば、社内の出欠管理ツールの導入や、昔の話になりますが、SUICAをJRが導入した時などは、がっつりITコンサルタントが絡んでいると考えていいです。代表的なITコンサルティング会社にはNTT DATAがあります。
最後に、3. 総合コンサルタントについて
総合コンサルタントは、上記の戦略コンサルタントとITコンサルタントの仕事を両方します。つまり、戦略を立案して、それの実現までトータル的にサポートするイメージとなります。代表的な総合コンサルタントとして、アクセンチュア、デロイトトーマツ、PwC、アビームコンサルティング等があります。
ちなみにコンサルタントの単価は非常に高く、中でも戦略>総合>ITの順で高価です。仮に私ぐらいの6年目のコンサルタントを一か月雇うとすると、
戦略コンサルタントが500万以上/月
総合コンサルタントが300~400万/月
ITコンサルタントが200万/月
ぐらいのイメージとなります。
次に、私が思うコンサルタントの面白いところは、
1. やっている仕事のスケールが大きいこと
2. 筋道を立てて考える力とトーク力が磨かれること
3. 給料が高いこと
の3つです。
まず、1. やっている仕事のスケールとやりがいが大きいことについて。
先述のコンサルタントの種類の説明でお話ししましたが、コンサルタントの仕事は、お客様の経営戦略を立案したり、新規システムを導入したり、不採算事業の立て直しをしたりと、お客様の会社の将来を担うような仕事をすることが多いです。もちろん例外もありますが、基本的にはお客様の会社をよりよくするという命題の下で仕事をしています。故に仕事のスケールも大きいですし、責任感に付随するやりがいも大きいです。
次に、2. 筋道を立てて考える力とトーク力が磨かれることについて。
若手のコンサルタントでも、普通に事業会社でサラリーマンとして働いていたら、とても会えないような方々と日々仕事をしています。その理由として、先述のように、コンサルタントを雇うのは非常に高額なので、雇うかどうかの決める人は、当然相当額の決裁権を持っていなければならず、必然的に会社内でかなりの上層部でなければならないからです。私のケースで言いますと、私はかれこれ、3年以上同じ超大企業のお客さんのところで働いており、私のチームの月々の費用はだいたい1500万ほどです。そして、私のチームを使るかどうか決めているのは、お客さんの会社の事業部長クラスとなります。
さて、前置きが少し長くなってしまいましたが、なぜコンサルタントは筋道を立てて考える力とトーク力を磨けるのかというと、一緒に働いているお客さんがそれだけ偉い人になると、普通に考えて、お客さんの方が経験も知識も自分より圧倒的に上なのです。ですが、我々は高いフィーをいただいているため、彼らが納得するような仕事をしなければなりません。そのためには、日々のコミュニケーションの中から細心の注意を払い、理にかなったことを言わなければなりません。また、自分の言ったことがそのまま鵜呑みにされることはまずなく、必ず質問をされるので、常に頭の中でこれを言ったらこういう質問が来るといったシミュレーションを事前にしておきます。自分の言ったことに対する質問に対し、わかりませんを連発していたら、上っ面だけのやつだと見られて、信用されなくなります。大企業の上層部の方に、ノリでなんか言ったり、明確な根拠がないようなことを言ってしまったら、すぐに突っ込まれて、場合によっては信頼を失いかねません。それ故に、コンサルタントは考える力とトーク力を自然に磨くことができると思っています。
最後に3. 給料が高いことについて。これは皆さんが最も興味のある話ではないでしょうか。
世間では、”コンサルティング会社は給料が高い”という認識を持っている人は多いです。基本的にその認識で間違いありませんが、”大手や専門領域に強みがあるのコンサルティング会社の給料は高い”の方が、より現実に近いです。なぜかというと、現在同じコンサルティング会社でも複数あり、当然競合も激しいです。その結果、大型や条件のいいの案件は必然的に大手や実績のあるコンサルティング会社が落札することが多くなります。一方、条件の良い案件を受注できなかった会社は厳しい条件の案件をやらざるを得ず、当然利益もほとんど出ないことが多く、故に給料も高くなりにくくなります。また、日系のコンサルティング会社より、外資系のコンサルティング会社の方が給料が高い傾向があります。
私の会社の例で言いますと、1年目で年収500万前後、2~3年目で600~700万、4~5年目で700~1000万、10年目で1500万、15年目(生き残れれば)2000前後となります。5年目で1000万近くに行くことを考えると、やはりかなりいいことには間違いないですね。もちろん実績を積み重ねれば、もっと速いペースで昇給しますし、年収が億を超える人もそれほど珍しくありません。しかし、高い給料を得るためにはそれ相応の対価を払わなければなりません。それについてはまた次回説明したいと思います。
最後に、コンサルタントの仕事は本当に多種多様でとても面白いです。キャリアで悩まれている方、是非一考に入れてはいかがでしょうか。少しでも興味ある方は、まずは転職エージェントに話を聞くだけでもいいと思います。次回は、コンサルタントの給料事情のさらなる深掘りと闇の部分に迫っていきたいと思います。
では!
Have a nice life!
Mr.freedom